NPO法人みんなのオペラ公式サイト。オペラの大衆化を目指し公演活動を行っております。


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◆ご挨拶◆

 

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芸術総監督 岡村喬生
 

 世界の誰でも「ジャパン」は知ってますが、トヨタ、ニッサン、ソニー等の方が、「ニッポン」という言葉より知られています。物質大国の日本の文化は見過ごされがちです。能、歌舞伎などを世界に誇るニッポンなのに! ヨーロッパの舞台で永年歌い続けた僕は、文化大国日本のイメージを目指して、この「NPOみんなのオペラ」を創設しました。
 向こうでは、オペラは国や地方の文化度を測る最大のバロメーター。オペラが盛んだと解れば、日本は文化国家である、となります。だがそれは今のように、神棚に祭り上げられ、一部の人たち、首都圏だけに偏っていては駄目。全国津々浦々、老若男女みんながオペラを楽しむようになってから認められることです。


 オペラは白人が白人のために創った芸術です。日本での上演に相応しい作品でこそ、オペラの素晴らしさがより解ります。我々がこれまでに創った「魔笛」==いつとも何処とも解らない国が舞台==、そして「蝶々さん」==長崎が舞台==、の2つのレパートリーはそのために選びました。他のオペラ団と異なりこの主旨にこだわります。
 他のメジャーオペラ団が養成所を抱え、出身歌手を公演に登用するシステムをとっているのに対し、我々は上演の度に==たった一人だけの主演者のモノオペラを除き==全て公募オーデイションで選出します。楽歴、国籍、居住地などに制限をつけず、殆ど全ての国内オペラ団が上演資金源としている入場券販売ノルマを課しません。同じ役で、再演での出演を希望する人はオーデイションを受けずに出演対象となり、上演を重ねる度に優秀な人が待機リストに登録されていきます。向こうの舞台や、日本のメジャー・オペラ公演で歌い、これから歌うことになっている人達が、我々のオーデイションに応募し始め、出演名簿に名を連ねたり、涙を飲んだりしました。
又、我々は他のメジャー団体の半額以下の入場料を設定。そして、小生のナレーションを入れるなどして、予備知識なしで誰にでも楽しめるオペラを創ってます。金のかかるオペラを上質廉価に創るという矛盾は、主旨に賛成してくれた各分野の一流アーテイスト達のご協力と、われわれだけが持つ、金をかけない制作ノウハウで解決してます。
東京で創作した「魔笛」は沼津、山形県・寒河江、鶴岡の各市でも上演し、外来ものより解りやすく面白いと大好評をいただきました。
 この主旨にご賛同される方々のサロン会員ご入会をお待ちします。どうか活動をご支持ください!会員には種々のイヴェントと会報送付、割引などの特典があります。なお、2006年公演の「人情歌物語 松とお秋」、2007年公演の「改訂版「蝶々さん」再演、への団体での鑑賞や、2005年度の「魔笛」のように公開ゲネプロ買いきりのご要望がありましたらどうかお申し込み下さい。

――何でも結構です。皆様のご意見を是非掲示板宛でもメールででもお待ち致します!


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